うちゅう‐ろん【宇宙論】
宇宙の起源・構造・状態・変化などについての理論。哲学的、形而上学的な考察が行われたが、アインシュタインの相対性理論によって近代的な考察が始められた。宇宙は絶えず膨張を続けているという膨張宇宙論、...
おおの‐すすむ【大野晋】
[1919〜2008]言語学者・国語学者。東京の生まれ。橋本進吉に師事し、上代仮名遣いの研究をすすめる。また、日本語の起源や変遷についての考察、本居宣長の研究などでもすぐれた業績をあげた。著「日...
おん‐いん【音韻】
1 音と響き。ねいろ。 2 漢字の音と韻。声母(漢字音の子音)と韻母(漢字音の頭子音を除いた後の部分)。 3 言語学で、音韻論的な考察を経て、具体的な音声から抽象された言語音。
かいどうをゆく【街道をゆく】
司馬遼太郎による旅行記のシリーズ。街道という切り口を通じ、それぞれの土地の歴史や風俗について考察する。昭和46年(1971)に「週刊朝日」誌で連載開始、平成8年(1996)著者の死により終了。単...
かいもくしょう【開目鈔】
鎌倉時代の仏教書。2巻。日蓮著。文永9年(1272)成立。佐渡の配所での述作。受難の理由を深く考察したところから出発し、法華(ほっけ)精神の解明をしたもの。
かち‐ろん【価値論】
1 価値の本質、価値と事実との関係、価値判断の妥当性などについて哲学的に考察する学問。狭義には、19世紀後半からドイツに興った新カント学派の価値哲学をさす。 2 経済学で、商品の価値の本質・形成...
かんげんがく‐ほう【管弦楽法】
各楽器の特徴やそれらの組み合わせ方を考察し、ある楽想や楽曲を管弦楽曲として効果的に作曲あるいは編曲する技法。
がくじゅつ‐ち【学術知】
学術的な研究や考察によって得られ、蓄積される知識。
きぼう‐がく【希望学】
希望と社会の相互関係について考察する学問。東京大学社会科学研究所が平成17年(2005)から開始したプロジェクトで、希望の思想的研究・希望の実証分析・地域調査の三本柱で構成される。
げいじゅつ‐がく【芸術学】
芸術一般に関し、理論的考察を行う学問。特に、芸術活動を実証的、科学的に研究する学問。19世紀後半から20世紀初頭にかけ確立、発展した。