えん‐じゃ【演者】
《「えんしゃ」とも》 1 テレビ・舞台などに出て、芸や劇を演じる人。出演者。 2 演説をする人。
えん‐じゃ【縁者】
縁続きの人。親戚。「親類—」 [補説]近世では、血のつながった親類と区別して、婚姻・養子縁組みによって縁続きとなった家の人をさした。
えんめい‐かじゃ【延命冠者】
能面の一つで、目を細めて笑っている若男の面。また、それを用いる、「翁」の特殊演出「父尉(ちちのじょう)延命冠者」の登場人物。
おいそれ‐もの【おいそれ者】
深く考えずに物事をする人。軽はずみな人間。「お勢は根生(ねおい)の—なれば」〈二葉亭・浮雲〉
おい‐むしゃ【老い武者】
1 老いた武士。 2 老練な武者。「信玄は—と申し度度の合戦になれたる人なり」〈三河物語・三〉
おう‐しゃ【往者】
1 行く人。⇔来者。「—の便利は来者の不便なり」〈福沢・文明論之概略〉 2 《「者」は漢文の助辞》過ぎ去ったこと。また、その時。既往(きおう)。⇔来者。
おう‐じゃ【王者】
《「おうしゃ」とも》 1 王である人。王。 2 同類のもののうち最も実力のある者。「—の貫禄を見せる」 3 王道で天下を治める君。→覇者(はしゃ)1
おおさかずきしゅせんのつわもの【大杯觴酒戦強者】
歌舞伎狂言。時代物。一幕二場。河竹黙阿弥作。明治14年(1881)東京猿若座初演。武田氏の旧臣馬場三郎兵衛が井伊掃部頭(かもんのかみ)の酒の相手をして大杯を飲み干したことから、千五百石に取り立て...
おお‐だてもの【大立(て)者】
1 芝居の一座で最も実力のある俳優。 2 ある社会で最も重んじられている人。「財界の—」
おおはず‐もの【大筈者】
無責任でいいかげんな者。「生れつき如在(じょさい)なくて—といはれ」〈浮・懐硯・四〉