かん‐じん【肝心/肝腎】
[名・形動]《肝臓と心臓や腎臓は、人体にとって欠くことのできないものであるところから》最も重要なこと。また、そのさま。肝要。「—な話」「慎重に対処することが—だ」
かんじん‐かなめ【肝心要】
[名・形動]《「肝心」をさらに強めた語》非常に大切なこと。また、そのさま。「—な(の)時にいないなんて」
かんじんのこども【肝心の子供】
磯崎憲一郎の処女小説。仏教開祖の釈迦(しゃか)(ブッダ)、息子のラーフラ、孫のティッサ=メッテイヤの3世代を描く。平成19年(2007)、第44回文芸賞受賞。
きも‐ごころ【肝心】
《「きもこころ」とも》心。たましい。正気。「—も失せて、防がんとするに力もなく足も立たず」〈徒然・八九〉