いい‐ざま【好い様】
[連語]《「いい」は反語的表現》他人のみっともない行動をあざけっていう語。「肝心の本番でとちるなんて、—だ」
いい‐はぐら・す【言い逸らす】
[動サ五(四)]話が肝心のところにくると、あいまいな返事をしたり話題を変えたりする。言いはぐらかす。「冗談に—・して本心を明かさない」
いい‐はぐ・れる【言い逸れる】
[動ラ下一][文]いひはぐ・る[ラ下二]言うべき機会を失う。言いそびれる。「肝心の用件を—・れる」
いい‐よど・む【言い淀む】
[動マ五(四)]すらすらと言葉が続いて出ないで口ごもる。言いかけてためらう。「肝心なところで—・んでしまう」
いざとなると
はたして大事に至った場合になると。肝心の場合に。「—練習どおりに動けない」
一日(いちにち)の計(けい)は朝(あさ)にあり、一年(いちねん)の計(けい)は元旦(がんたん)にあり
1日の計画は早朝のうちに立て、1年の計画は元旦に立てるべきである。物事は、最初が肝心であるというたとえ。一年の計は元旦にあり。
かなめ【要】
1 ある物事の最も大切な部分。要点。「組織の—となる人」「肝心—」 2 扇の骨をとじ合わせるために、その末端に近い部分に穴をあけてはめ込む釘。蟹(かに)の目。 3 「要黐(かなめもち)」の略。
かん【肝】
[常用漢字] [音]カン(呉)(漢) [訓]きも 〈カン〉 1 五臓の一。きも。「肝臓・肝油・肝硬変」 2 精神の働きの場としてのきも。「肝胆・肝銘/心肝・肺肝」 3 大切なところ。かなめ。「...
かんじん‐かなめ【肝心要】
[名・形動]《「肝心」をさらに強めた語》非常に大切なこと。また、そのさま。「—な(の)時にいないなんて」
かん‐どころ【勘所/甲所/肝所】
1 三味線などで、音調を整えるために指で弦を押さえるところ。つぼ。 2 はずすことのできない大事なところ。肝心なところ。急所。「—を心得た仕事ぶり」