かん‐のう【肝脳】
肝臓と脳髄。また、肉体と精神。
肝脳(かんのう)地(ち)に塗(まみ)る
《「史記」劉敬伝から》顔や腹が断ち割られ、脳や肝が泥まみれになる。非常にむごたらしい死に方をすることのたとえ。
かん‐のうよう【肝膿瘍】
大腸菌・ぶどう球菌や赤痢アメーバの感染によって肝臓が化膿する病気。悪寒・発熱・疼痛(とうつう)などの症状がある。肝臓膿瘍。
肝脳(かんのう)を絞(しぼ)・る
あるだけの知恵を絞って考える。
かん‐ぱん【肝斑】
皮膚、特に顔面にできる褐色の斑紋。女性に多い。しみ。
かん‐ひ【肝脾】
肝臓と脾臓(ひぞう)。かんぴ。
かんひ‐しゅ【肝脾腫】
肝臓と脾臓(ひぞう)が肥大すること。かんぴしゅ。
かんぴ‐しゅ【肝脾腫】
⇒かんひしゅ(肝脾腫)
かん‐ふぜん【肝不全】
肝臓の機能が極度に低下し、有毒物質の排出・解毒が行われなくなった状態。劇症肝炎・肝硬変・肝臓癌(がん)などでみられ、意識障害・黄疸(おうだん)・腹水・出血などの症状が現れる。
かん‐ぼく【肝木】
レンプクソウ科の落葉低木。山地に自生。葉は手のひら状に三〜五つに裂ける。初夏、白色の小花が集まって咲き、ガクアジサイに似る。材は楊枝(ようじ)とする。