ざん‐こう【残肴】
食べ残しのさかな。酒宴の残りもの。
ざんぱい‐れいこう【残杯冷羹/残杯冷肴】
「残杯冷炙(れいしゃ)」に同じ。
しい‐ざかな【強い肴】
懐石料理で、基本的な献立のほかに出す肴。進め肴。
しば‐ざかな【芝魚/芝肴】
江戸の芝浦あたりの海でとれた小魚。新鮮・美味とされた。しばもの。「—もそれぞれに食ひ覚え」〈浮・永代蔵・三〉
しゅ‐こう【酒肴】
酒と肴(さかな)。また、酒の肴。「—を調える」
じゅう‐ざかな【重肴】
重箱に詰めた酒のさかな。「一輛には樽、折、—」〈浮・一代男・八〉
す‐ざかな【酢肴】
酢につけたさかな。酢の物。
そ‐こう【粗肴】
粗末な酒のさかな。また、人に勧める料理をへりくだっていう語。「粗酒—」
たる‐ざかな【樽肴】
贈り物の酒樽(さかだる)と酒のさかな。「歳暮の御使者とて、太刀目録、御小袖、—」〈浮・胸算用・五〉
ちん‐こう【珍肴】
珍しくてうまいさかな。珍しくてうまいごちそう。珍羞(ちんしゅう)。珍膳(ちんぜん)。