胃(い)がびっくり・する
空き腹に酒を飲んだり、極端に熱いものや冷たいものを食べたりするなどして、胃を痛める。胃が驚く。
い‐がん【胃癌】
胃に発生する悪性腫瘍(しゅよう)。初期には自覚症状がないが、進行するにつれ食欲不振や胃の不快感から、しだいに吐血・下血などの症状がみられるようになる。
い‐きょう【胃鏡】
胃の中を肉眼で観察するための医療器具。ゴム管にレンズを組み込んだものが使われた。その後、胃カメラが普及、現在はファイバースコープが用いられる。
い‐ぐすり【胃薬】
胃の治療をしたり調子を整えたりするための薬。消化薬・健胃剤など。
い‐けいれん【胃痙攣】
上腹部が発作的に激しく痛む症状。実際に胃が痙攣するとは限らず、胆石症・腎結石・子宮外妊娠・胃穿孔(いせんこう)・虫垂炎・急性胃腸炎などでみられる。
い‐こう【胃腔】
1 動物の胃の内腔。 2 海綿動物の体内の腔所。
い‐さん【胃散】
胸焼け、胃のもたれなどに用いる粉末の内服薬。重曹などが主成分。
い‐さん【胃酸】
胃液中に含まれる酸。主として塩酸。消化酵素の働きを助け、飲食物とともに混入する微生物を殺菌する。
いさん‐かたしょう【胃酸過多症】
胃液の酸度が異常に高い症状。胸焼け・胃痛などがみられる。胃潰瘍(いかいよう)・胃炎・胆石症などに伴うことが多い。過酸症。
いさんけつぼう‐しょう【胃酸欠乏症】
胃液中の塩酸がなくなったり、極度に少なくなったり、濃度が低くなったりする症状。胃炎・胃癌(いがん)などで起こり、程度によって胃酸減少症・減酸症・低酸症・無酸症ともいう。