せ‐なか【背中】
1 背の中央。背骨のあたり。また、背。せな。「子供を—に負う」 2 物の後ろの部分。背面。「冷蔵庫の—の放熱板」
せなか‐あわせ【背中合(わ)せ】
1 二人が互いに背中を合わせるように後ろ向きになること。また、家などが反対向きに接すること。「—に建つ家」 2 物事が裏表の関係にあること。「死と—の単独登頂」 3 互いに仲の悪い関係にあること...
背中(せなか)が見(み)・える
スポーツの成績や、事業・研究などの業績があがり、上位のものに追いつきそうなほど近づく。「順調に勝ちを重ね、ようやくトップの—・えてきた」
背中(せなか)に眼(め)はなし
自分の背後は見えないものだ。陰で働く悪事には気がつかないことのたとえ。
背中(せなか)を追(お)・う
1 後ろから追いかける。「兄の—・って歩く」 2 優れたものをまねて、追いつこうとする。「先輩の—・う」
背中(せなか)を押(お)・す
踏み出せるように人を励まし、手助けをする。「親友に—・されて留学を決意する」
背中(せなか)を向(む)・ける
「背を向ける」に同じ。
背(せ)に◦する
後ろにくるようにする。また、後ろにする。「壁を—◦して座る」
背(せ)に腹(はら)はかえられない
《五臓六腑(ろっぷ)のおさまる腹は、背と交換できないの意》さし迫った苦痛を回避するためには、ほかのことを犠牲にしてもしかたない。 [補説]「背を腹にはかえられない」とするのは誤り。
せ‐ぬい【背縫い】
衣服を背筋の所で縫い合わせること。また、その縫い目。