胸(むね)塞(ふた)が・る
「胸がふさがる」に同じ。「ありがたきにもいとど—・る」〈源・帚木〉
むね‐まわり【胸回り】
胸囲(きょうい)。
むね‐やけ【胸焼け/胸灼け】
胃から突き上げてくる、焼けつくような感じや疼痛(とうつう)に似た感覚。嘈囃(そうそう)。むなやけ。
むね‐わけ【胸分け】
「むなわけ」に同じ。「さを鹿の—にする秋の萩原」〈続後撰・秋上〉
胸(むね)を痛(いた)・める
心を悩ます。ひどく心配する。「友人の不幸に—・める」
胸(むね)を打(う)・つ
強く感動させる。心を打つ。「勇敢な行動が人々の—・つ」
胸(むね)を躍(おど)ら・せる
喜びや興奮などで胸をわくわくさせる。胸を躍らす。「近づいた遠足に—・せる」
胸(むね)を貸(か)・す
相撲で、上位の力士が下位の者にけいこの相手をしてやる。また、一般に実力のある者が下の者の練習の相手をしてやる。
胸(むね)を借(か)・りる
相撲で、上位の力士にけいこの相手をしてもらう。また、一般に実力のある者に練習の相手をしてもらう。
胸(むね)を焦(こ)が・す
あれこれと思いわずらう。思いがつのって切なくなる。「恋に—・す」