せ【背/脊】
1 動物の胸腹部の反対側で、両肩の間から腰のあたりまでの部分。背中。「—に負う」「—を流す」「敵に—を見せる」 2 物の後ろ側。背面。「いすの—」 3 物の、盛り上がって連なっている部分。「山の...
せい‐き【腥気】
なまぐさいにおい。「胸悪き一種の—ありて」〈紅葉・金色夜叉〉
せい‐く【声区】
音色によって分けた人声の区分。通常、低・中・高の三つの声区に分け、それぞれ胸声・中声・頭声とよぶ。
せい‐けい【成形】
[名](スル)かたちづくること。また、ある形に作ること。形成。「胸郭—」「明治十四五年の交に—したる在野二政党」〈小林雄七郎・薩長土肥〉
せい‐ちく【成竹】
《蘇軾「篔簹谷偃竹記」から。竹の絵を描くとき、胸中にその構図を描いたのち始める意から》前もって立てている計画。十分な見通し。成算。「胸中已(すで)に—ある千々岩は」〈蘆花・不如帰〉
せきずい‐しんけい【脊髄神経】
脊髄から左右に出る末梢神経。脊髄前根から出る運動神経と脊髄後根から出る感覚神経とがある。人間では31対あり、頸(けい)神経8対・胸神経12対・腰神経5対・仙骨神経5対・尾骨神経1対に分けられる。
せき‐ちゅう【脊柱】
脊椎動物の体幹の中軸をなす骨格。人体では、ふつう頸椎(けいつい)7、胸椎12、腰椎5、仙椎5、尾椎3〜5の椎骨が連なって構成され、側方から見ると全体にややS状をなす。背骨。
せきちゅうかんきょうさく‐しょう【脊柱管狭窄症】
脊椎の変形などにより脊柱管が狭くなる病気。脊柱管内で脊髄が圧迫され、痛みなどの障害が現れる。腰椎部の場合、腰痛・歩行障害、頸椎部の場合、首・肩の痛みや手のしびれなどの症状が現れる。頸椎・胸椎・腰...
せぐり‐あ・げる【せぐり上げる】
[動ガ下一][文]せぐりあ・ぐ[ガ下二]せきあげる。こみあげる。しゃくりあげる。「時々胸から—・げて来る涙を」〈秋声・あらくれ〉
せぐるし・い
[形][文]せぐる・し[シク]《近世語》息がつまって苦しい。息苦しい。胸苦しい。「斯くもの言ふさへ—・い」〈伎・黄金鱐〉