のう‐ぶん【能文】
文章に巧みなこと。また、その文章。「—家」
のう‐べん【能弁/能辯】
[名・形動]弁舌に巧みなこと。また、そのさま。「—な(の)人」「—家」
のう‐まい【能米】
玄米。くろごめ。「—三十石、白米二石」〈吾妻鏡・四二〉
のう‐めん【能面】
能に用いる仮面。尉面(じょうめん)・姥(うば)・般若(はんにゃ)・平太など種類が多い。彫り方や彩色にも工夫がなされ、一つの面で喜怒哀楽を表現できるように作られている。おもて。 [補説]書名別項。→能面
のうめん【能面】
白洲正子による随筆集。昭和38年(1963)刊行。翌年、第15回読売文学賞受賞。
のうめん‐うち【能面打ち】
能面を製作する人。めんうち。
のうめんさつじんじけん【能面殺人事件】
高木彬光の長編推理小説。昭和24年(1949)「宝石」誌に掲載。昭和25年(1950)、第3回日本探偵作家クラブ賞(現、日本推理作家協会賞)受賞。
能面(のうめん)のよう
無表情、また、顔だちの端麗なさま。
のう‐やくしゃ【能役者】
能楽を演じることを職業とする者。シテ方・ワキ方・狂言方・囃子(はやし)方の専門に分かれている。能楽師。
のう‐らく【能楽】
のらりくらりと怠けて遊び暮らすこと。また、その人。のらくら。「同じはたけの—連中」〈滑・続々膝栗毛・三〉