ししついじょう‐しょう【脂質異常症】
血液中のコレステロールや中性脂肪など脂質の値に異常がある状態。以前は「高脂血症」とよばれていた。この状態を放置すると動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞などさまざまな生活習慣病の危険性が高まる。日...
ししつ‐こうかやく【脂質降下薬】
コレステロールや中性脂肪など、血液中の脂質の量を減らす薬の総称。脂質異常症の治療薬であり、スタチン系薬剤が広く使用される。
ししつ‐にじゅうそう【脂質二重層】
細胞膜の基本構造を成す、リン脂質を主とする膜。隙間なく並んだリン脂質が疎水性部分を内側に、親水性部分を外側に向けて二重の層となる。細胞膜の表面は親水性をもち、内部は脂肪酸に満ちて細胞の内外を遮断...
シックス‐パック【six-pack】
俗に、腹回りに脂肪がついておらず、腹筋が発達して六つの隆起があるさまを表す語。 [補説]英語では本来、缶ビールなどの6本入りパックのこと。
しな‐し【支那脂】
植物ナンキンハゼの果肉からとった脂肪。せっけん・ろうそくなどの原料にする。
し‐ぼう【脂肪】
脂肪酸とグリセリンのエステルのうち、常温で固体のもの。動物では皮下・筋肉・肝臓などに貯蔵され、エネルギー源となる。植物では主に種子に含まれる。→セルライト
しぼうかた‐しょう【脂肪過多症】
体内に異常な脂肪沈着がみられ、肥満した状態。
しぼう‐かん【脂肪肝】
肝臓に大量の脂肪が沈着した状態。また、その肝臓。栄養過多・アルコール過剰摂取・肥満・糖尿病などが要因となって起こり、肝硬変へ移行することも多い。
しぼう‐こうざつ【脂肪交雑】
牛肉の赤身に脂肪が網目状に入っていること。肉質を評価する指標となる。霜降り。
しぼう‐こうたく【脂肪光沢】
鉱物の、脂肪の塊がもつような光沢。蛋白(たんぱく)石などにみられる。