しんきん‐きょけつ【心筋虚血】
心臓の筋肉に血液が十分に流れなくなる状態。冠状動脈が動脈硬化や攣縮を起こして狭くなったり詰まったりすることによって起こる。心虚血。→虚血性心疾患
しんきん‐こうそく【心筋梗塞】
心臓の冠状動脈の、血栓などによる閉塞、急激な血流の減少により、酸素と栄養の供給が止まり、心筋が壊死(えし)した病態。激しい狭心痛、ショック状態などが起こる。中年以後に多い。MI(myocardi...
しん‐くう【真腔】
動脈解離・大動脈解離で、血管壁内に形成される偽腔に対して、本来の血流路である動脈内腔をいう。
しん‐けい【神経】
《(オランダ)zenuwの訳語で、杉田玄白ほか訳「解体新書」に現れる語。神気の経脈の意》 1 からだの機能を統率し、刺激を伝える組織。中枢神経(脳・脊髄)と末梢神経(脳神経・脊髄神経・自律神経)...
しんけいちょうせつせい‐しっしん【神経調節性失神】
立ち続けるなどして脈拍数や血流量が低下し、脳の血流が悪くなって起こる失神。脳貧血のこと。
しんげんせい‐しっしん【心原性失神】
心臓からの血流が低下するために起こる失神。不整脈によるものと、狭心症・心筋症・肺高血圧症・大動脈疾患など心臓や血管の病気によって起こるものがある。
しんげんせい‐のうそくせんしょう【心原性脳塞栓症】
心臓内にできた血栓が脳に運ばれ、脳動脈を詰まらせて脳梗塞を起こした状態。
しん‐しっかん【心疾患】
心臓およびその周りにある冠動脈や心膜に起こる病気の総称。心臓病。
しん‐しつ【心室】
心臓の下方を占める、厚い筋肉でできている部屋。鳥類・哺乳類では心室中隔によって左右両室に隔てられる。右心室は静脈血を肺動脈へ、左心室は動脈血を大動脈へ送り出すポンプの役割をする。
しんしつ‐ひんぱく【心室頻拍】
心室の一部で異常な電気刺激が発生し、脈拍が異常に早くなる状態。1分間に100回以上の拍動が3拍以上続くものを心室頻拍という。頻脈性不整脈の一つ。 [補説]心室の一部で筋肉が変性し、電気刺激がその...