脛(すね)に疵(きず)持(も)・つ
昔犯した悪事などを隠している。自分の身にやましいところがある。「—・つ身」
すね‐にく【脛肉】
牛のすね部分の肉。筋が多く肉質は硬いが、味が濃く、コラーゲンを多く含む。ひき肉にしたり、煮込み料理やスープなどに用いられる。
すね‐はぎ【脛脛】
《「すね」も「はぎ」も同義》すね。
脛脛(すねはぎ)の伸(の)びた奴(やつ)
背が高いばかりで、役に立たない者をののしっていう言葉。「やいそこな—ぢゃと仰せて御座る程に」〈鷺流狂・萩大名〉
脛(すね)を齧(かじ)・る
⇒親の脛(すね)を齧(かじ)る
はい‐だて【佩盾/脛楯/膝甲】
鎧(よろい)の付属具の一。腰の前から左右に垂らして股(もも)と膝(ひざ)を覆うもの。下部を小札(こざね)で威(おど)したものや、革などで綴じたものがある。膝鎧(ひざよろい)。
はぎ【脛】
足の、膝(ひざ)から踝(くるぶし)までの部分。すね。
はぎ‐だか【脛高】
[名]茶入れなどで、釉(うわぐすり)が上部でとまり、素地(きじ)が広く露出しているもの。 [形動ナリ]衣服の丈が短く、すねの上まで現れているさま。「高野檜笠(かうやひがさ)に—なる黒衣(くろ...
脛(はぎ)に挙(あ)・ぐ
衣の裾を脛の上までまくり上げる。「心にもあらぬ—・げてみせける」〈土佐〉
はば‐き【幅木/脛木】
壁の下部の、床と接する部分に張る横木。損傷を防ぐためのもの。