あんにん‐どうふ【杏仁豆腐】
⇒きょうにんどうふ(杏仁豆腐)
きょうにん‐どうふ【杏仁豆腐】
中国料理の点心の一。杏仁をすりつぶして寒天で固め、シロップをかけたもの。一般には、杏仁のエッセンスを加えた牛乳の寒天ゼリーが多い。あんにんどうふ。シンレンどうふ。
ぎおん‐どうふ【祇園豆腐】
江戸時代、京都の祇園社門前の二軒茶屋が売り出した田楽(でんがく)豆腐。平たく切った豆腐を串にさして両面を焼き、味噌たれを塗って上に麩粉(ふこ)などを振ったもの。現在は木の芽田楽をいう。
ぎせい‐どうふ【擬製豆腐】
ゆでてつぶした豆腐に、卵や野菜などを加えて調味し、焼いたり蒸したりした料理。ぎせどうふ。
くうや‐どうふ【空也豆腐】
空也派の僧が作り始めたという料理。豆腐に、だし汁でといた卵汁をかけて蒸し、葛餡(くずあん)をかけたもの。
くるみ‐どうふ【胡桃豆腐】
クルミの実をすりつぶして葛粉(くずこ)をまぜ、水を加えて煮て豆腐のように固めたもの。椀物の種や煮物に用いる。
こうや‐どうふ【高野豆腐】
《もと、高野山の宿坊でつくったところから》「凍り豆腐」に同じ。《季 冬》
こおり‐どうふ【凍り豆腐/氷豆腐】
豆腐を凍らせてから乾燥させた食品。本来は冬の寒気を利用して作るが、今では冷凍機・乾燥機を利用して作るものも多い。高野豆腐。こごり豆腐。しみ豆腐。《季 冬》
こごり‐どうふ【凝り豆腐】
「凍り豆腐」に同じ。
ごま‐どうふ【胡麻豆腐】
白ゴマのすったものと葛粉(くずこ)とだし汁とを火にかけて練り、豆腐状に冷やし固めたもの。