せき‐わん【隻腕】
片腕。隻手(せきしゅ)。
せっし‐やくわん【切歯扼腕】
[名](スル)《「史記」張儀伝にある言葉から》怒り・くやしさ・無念さなどの気持ちから、歯ぎしりをし腕を強く握り締めること。「出し抜かれたと知り—する」
ぜん‐わん【前腕】
腕のひじから手首までの部分。前膊(ぜんはく)。
そらうで【空腕】
狂言。主人が腕自慢の太郎冠者を試そうと夜道を使いに出す。太郎冠者は途中こわさのあまり黒く見えるものを追剝(おいはぎ)と思って、借りてきた主人の太刀を差し出して助けを請い、あとをつけてきた主人に取...
ただむき【腕/臂】
うで。肩からひじまでを「かいな」というのに対して、ひじから手首までの部分。「白—枕(ま)かずけばこそ」〈記・下・歌謡〉
た‐ぶさ【腕/手房】
て。てくび。また、うで。「折りつれば—にけがる立てながら三世の仏に花奉る」〈後撰・春下〉
たん‐わん【短腕】
染色体のくびれた部分(セントロメア)をはさんで短い側。pと略記される。→長腕
ちょう‐わん【長腕】
染色体のくびれた部分(セントロメア)をはさんで長い側。qと略記される。→短腕
ちん‐わん【枕腕】
書法における腕法の一。机上に伏せた左手の上に右腕を軽く置いて字を書くこと。多く細字を書くときに用いる。
てい‐わん【提腕】
書法における腕法(わんぽう)の一。右腕を軽く机上にのせて字を書くこと。