しゅ【腫】
[常用漢字] [音]シュ(呉) [訓]はれる はらす 体の組織の一部がはれる。はれもの。むくみ。「腫脹(しゅちよう)・腫物(しゅもつ)・腫瘍(しゅよう)/癌腫(がんしゅ)・筋腫・水腫・肉腫・浮腫」
しゅ‐だい【腫大】
⇒腫脹
しゅ‐ちょう【腫脹】
[名](スル)炎症などが原因で、からだの組織や器官の一部がはれ上がること。また、細胞の容積が増大した状態。腫大。
しゅ‐もつ【腫物】
はれもの。できもの。
しゅ‐よう【腫瘍】
身体の一部の組織や細胞が、病的に増殖したもの。ほとんどの場合、増殖した細胞がはれ物をつくるが、白血病のように塊をつくらないものもある。筋腫・脂肪腫などの良性腫瘍と、癌腫(がんしゅ)・肉腫などの悪...
しゅよう‐ウイルス【腫瘍ウイルス】
感染した細胞を不死化させ、癌(がん)の形成に関与するウイルス。成人T細胞白血病ウイルス(HTLV-1)、C型肝炎ウイルス(HCV)、ヒトパピローマウイルス(HPV)など。癌ウイルス。
しゅようえし‐いんし【腫瘍壊死因子】
腫瘍細胞を壊死させる作用をもつ物質。サイトカインの一種。マクロファージから分泌されるTNF-α、T細胞から分泌されるTNF-βなどがある。TNF(tumor necrosis factor)。
しゅよう‐ないか【腫瘍内科】
悪性腫瘍の診断と、種々の制癌剤などを使用した化学療法を専門とする内科。
しゅようない‐しょうしゃ【腫瘍内照射】
⇒組織内照射
しゅよう‐マーカー【腫瘍マーカー】
《tumor marker》悪性腫瘍から高い特異性をもって産生されるが、正常細胞や良質疾患ではほとんどみられない物質。それらの血中濃度や尿中濃度を調べることで腫瘍の有無や場所の診断に用いられ、癌...