ならず‐もの【成らず者/破落戸】
1 品行の悪い者。また、定職がなく、悪事をして歩きまわる者。無頼漢。ごろつき。 2 生計が思うようにならない者。「銀の才覚—と茶屋にはせかれ」〈浄・女腹切〉
なりあい‐さん【成相山】
京都府北部、宮津湾西岸にある山。天橋立(あまのはしだて)の展望地。中腹に成相寺がある。標高569メートル。
何(なん)でもな・い
取り立てて問題にするほどではない。たいしたことはない。「風邪ぐらい—・い」「—・い言葉に腹を立てる」
にえ‐かえ・る【煮え返る】
[動ラ五(四)] 1 ぐらぐら煮える。沸騰する。煮えたぎる。「やかんの湯が—・る」 2 ひどく腹が立つ。煮えくり返る。「腹わたが—・る思い」 3 大騒ぎをする。騒ぎ立てる。「節季師走にこの在所は...
にえくり‐かえ・る【煮え繰り返る】
[動ラ五(四)]「煮え返る」を強めていう語。「鍋の汁が—・る」「腹の中が—・る」
にえ‐た・つ【煮え立つ】
[動タ五(四)] 1 煮えて、沸き立つ。にたつ。「スープが—・つ」 2 怒りや憎しみでいっぱいになる。「腹の底が—・つ」
にえ‐ばな【煮え花/煮え端】
1汁物や煮物などを火にかけた際の煮え始め。沸騰した直後。 2「にばな」に同じ。「ごぶりごぶりと—の、茶瓶頭を振り立てて」〈浄・女腹切〉
煮(に)え湯(ゆ)を飲(の)ま・す
信用している人を裏切ってひどい目にあわせる。「腹心の部下に—・される」 [補説]文化庁が発表した平成23年度「国語に関する世論調査」では、「煮え湯を飲まされる」を、本来の意味とされる「信頼してい...
に・える【煮える】
[動ア下一][文]に・ゆ[ヤ下二] 1 鍋(なべ)などの水や汁が十分に熱せられ、中に入れた食物によく熱が通って食べられるようになる。「芋が—・える」 2 ㋐水に熱が加えられて熱い湯になる。沸騰す...
にが‐て【苦手】
[名・形動] 1 扱いにくく、いやな相手。なかなか勝てなくて、いやな相手。また、そのようなさま。「あいつはどうも—だ」 2 得意でないこと。また、そのさま。不得手。「数学の—な人」 3 不思議な...