ま‐こ【真子】
1 魚類の腹にある卵。白子(しらこ)に対していう。 2 妻子を親しみ、いつくしんでいう語。「大君の命(みこと)かしこみ愛(うつく)しけ—が手離(はな)り島伝ひ行く」〈万・四四一四〉
まごたろう‐むし【孫太郎虫】
ヘビトンボの幼虫。川の底や石の間にすみ、体は円筒状で、体長4〜5センチ。腹部は柔らかく両側にえらが総状に並ぶ。民間で小児の疳(かん)の薬にした。ざざむし。《季 夏》
ま‐さば【真鯖】
サバ科の海水魚。全長約50センチ。体は紡錘形でわずかに側扁する。背側は青緑の地に黒色の流紋があり、腹側は銀白色。大群をなして沿岸の表層を回遊する。秋に特に美味。ひらさば。ほんさば。さば。
ましけ‐さんち【増毛山地】
北海道中西部にある山地。西は日本海に臨み、100メートル前後の海食崖(がい)が続く。標高1492メートルの暑寒別岳があり、その東側中腹には雨竜沼湿原がある。
ま‐じり【眦/目尻】
1 めじり。まなじり。「いと腹悪(あ)しげに、—ひき上げたり」〈源・行幸〉 2 目つき。「ゆるされぬ御心ばへあるさまに、御—を見奉り侍りて」〈源・柏木〉
ま‐だに【真蜱】
マダニ科のダニの総称。ダニ類中最大で、体長1.5〜8ミリ。体は扁平であるが、吸血後は膨らんで1センチ以上にもなり、満腹するまで離れない。多くの哺乳類に寄生し、人につくこともある。日本紅斑熱やSF...
ま‐だら【真鱈】
タラ科の海水魚。全長約80センチ。体は紡錘形で前半部が太く、全体にやや側扁する。背びれ3基、しりびれ2基をもち、背側は不定形の褐色斑があり、腹側は白い。北太平洋から日本海にかけて産し、冬が旬。ほ...
マチンチャン‐さん【マチンチャン山】
《Gunung Machinchang》マレーシア、マレー半島北西岸、ランカウイ島の山。同島西部に位置する。標高709メートル。山麓から山頂までランカウイケーブルカーで結ばれる。山頂からは緑に覆...
まったく【全く】
[副]《形容詞「まったい」の連用形から》 1 完全にその状態になっているさま。すっかり。「—新しい企画」「回復の希望は—絶たれた」 2 打消しの語を伴って、完全な否定の意を表す。決して。全然。「...
まつのろうか‐にんじょうじけん【松之廊下刃傷事件】
元禄14年(1701)3月14日、京都から下向した勅使の接待役を命じられていた播磨国(兵庫県)赤穂の藩主、浅野内匠頭(たくみのかみ)長矩が江戸城松之廊下で高家吉良上野介(こうずけのすけ)義央に斬...