こう‐もう【膏肓】
「こうこう(膏肓)」の誤読。
こう‐やく【膏薬】
1 あぶら・ろうで薬を練り合わせた外用剤。皮膚に塗ったり、紙片または布片に塗ったものを患部にはりつけたりして用いる。軟膏と硬膏があり、ふつう硬膏をいう。 2 漢方薬の濃い煎液に砂糖などを加え、あ...
こうやく‐だい【膏薬代】
《膏薬を買う代金の意から》傷つけた相手に支払う治療費。
こうやくねり【膏薬煉】
狂言。各流。鎌倉と上方の膏薬練り(薬屋)が膏薬の効能比べをするが、勝負がつかず、双方の鼻の頭に薬をつけて吸い比べをして上方が勝つ。
こうやく‐ばり【膏薬張り/膏薬貼り】
1 ふすまや障子などの、破損した部分だけを、小さい紙を膏薬のようにはって一時しのぎに繕うこと。また、その繕ったところ。「煤(すす)けた障子の—を続けながら」〈藤村・嵐〉 2 その場しのぎの処置。
こう‐ゆ【膏油】
1 《「膏」は粘性の強いあぶら、「油」は液体状のあぶらの意》あぶら。研磨用・灯火用などに使用する。 2 膏薬。〈日葡〉
こう‐ゆ【膏腴】
[名・形動]地味が肥えていること。また、そういう土地や、そのさま。膏沃(こうよく)。
こう‐よく【膏沃】
[名・形動]「膏腴(こうゆ)」に同じ。