はだ‐さむ・い【肌寒い/膚寒い】
[形][文]はださむ・し[ク]《「はだざむい」とも》 1 肌に寒さを感じるさま。「—・い一日」《季 秋》 2 恐ろしさなどにぞっとするさま。「残虐さに—・いものを感じる」
はだ‐ざわり【肌触り/膚触り】
肌に触れたときに受ける感じ。「柔らかい—」
はだ‐ジュバン【肌ジュバン/膚ジュバン】
肌に直接つけるジュバン。はだジバン。
はだ‐ずな【肌砂/膚砂】
鋳造のとき、製品の表面を滑らかにするために鋳型の表面に用いる砂。
はだ‐せ【肌背/膚背】
1 肌。はだえ。「なみなみのことにもあらず天の川さて—をもかくぞ打たまし」〈赤染衛門集〉 2 「肌背馬」の略。「馬の腹帯(はるび)を締めかねて、—に乗って駆くるもあり」〈浄・碁盤太平記〉
はだ‐つき【肌付き/膚付き】
1 肌のようす。肌の色つやの感じ。「白くなめらかな—」 2 肌に直接つけること。「—の金」 3 肌着。肌付け。「—を二枚着て」〈人・恵の花・二〉
はだ‐つけ【肌付け/膚付け】
1 「肌付き3」に同じ。 2 馬具の一。2枚重ねの下鞍(したぐら)のうち、下のもの。→切付(きっつけ)
はだ‐ぬぎ【肌脱ぎ/膚脱ぎ】
和服の袖(そで)から腕を抜いて上半身の肌をあらわにすること。また、その姿。「—になる」《季 夏》「這(は)ひよれる子に—の乳房あり/虚子」
はだ‐の‐おび【肌の帯/膚の帯】
「肌帯(はだおび)」に同じ。
はだ‐ばかま【肌袴/膚袴】
肌に直接つける、丈がひざまでの袴。今の、さるまた・ももひきの類。