むくつけ
[形動ナリ]《形容詞「むくつけし」の語幹から》 1 気味悪いさま。恐ろしいさま。「此の恐ろしき報ひをなんいふは、いと—なり」〈読・雨月・蛇性の婬〉 2 無骨(ぶこつ)であらあらしいさま。「雲駕(...
むぐ・る【潜る】
[動ラ五(四)]「もぐる」に同じ。「つみたる藁の中に—・りて」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
むげち‐な・い
[形][文]むげちな・し[ク]《近世の東国方言か》むごい。不人情である。むげつけない。「—・く追(ぼ)い出しましたが」〈滑・膝栗毛・発端〉
むじょうけん‐はんしゃ【無条件反射】
動物が生得的に持っている反応。食物が口に入ると唾液が出る、膝の下を軽くたたくと下肢が跳ね上がるなど。反射。→条件反射
むだ【無駄/徒】
[名・形動] 1 役に立たないこと。それをしただけのかいがないこと。また、そのさま。無益。「—な金を使う」「時間を—にする」 2 「むだぐち」に同じ。「しゃれも—もいっかう言はず」〈滑・膝栗毛・...
めき‐しゃき
[副]きっぱりと物を言うさま。「—とせりふせにゃおかんわいの」〈滑・膝栗毛・八〉
めでたくな・る
「死ぬ」「倒れる」などを忌んでいう語。おめでたくなる。「親かたも今に—・りやすから」〈滑・膝栗毛・発端〉
めり‐つ・く
[動カ四]めりめりと音を立てる。「膝は—・く、気骨は折れる」〈浄・盛衰記〉
めん‐く【面工】
「工面(くめん)」を逆にいった語。「おれもその時分は—がわるくて」〈滑・膝栗毛・三〉
もう‐ろく【耄碌】
[名](スル) 1 年をとって頭脳や身体のはたらきがおとろえること。老いぼれること。「近頃—して人の名前が出てこない」 2 (「亡六」とも書く)上方(かみがた)で、武家奉公の下男。折助(おりすけ...