えいやっ‐と
[副] 1 力を入れて、また、思い切りよく事を行うさま。「仕事を—終わらせる」 2 ようやく。やっとのことで。「—箱根の駅に着きて候」〈滑・膝栗毛・二〉
えず・い
[形]《中世・近世語》 1 不快である。いとわしい。「きたなさうに、—・い色が見へたぞ」〈史記抄・佞幸列伝〉 2 怖い。恐ろしい。〈日葡〉 3 ひどい。乱暴である。「お家主どのへことわって、—・...
エックス‐きゃく【X脚】
大腿骨(だいたいこつ)の直線軸に対して、膝関節(しつかんせつ)の部分で、すねが外側に傾いてX字状を呈するもの。外反膝(がいはんしつ)。→O脚
えん‐けん【遠見】
[名](スル) 1 遠くを見ること。遠望。とおみ。「峠から村落の灯を—する」「かの滋藤(しげふぢ)漫々たる海上を—して」〈平家・五〉 2 将来のことを見通すこと。「大利の基いをひらくの理だから、...
お‐いえ【御家】
1 貴人・主君などの家の敬称。また、他人の家の敬称。「—の一大事」 2 主婦の居間。また、畳を敷いた部屋。座敷。「母者人、女房ども…—の真中、どっかと坐れば」〈浄・忠臣蔵〉 3 上方で、良家の妻...
おお‐たてあげ【大立挙】
小具足のすね当ての一。鉄製で、膝頭から大腿部の外側を大きく覆うようにしたもの。
御竈(おかま)を起(お)こ・す
《かまどを築き上げる意から》身代を築く。財産を作る。「あいつめは—・すはなしだが」〈滑・膝栗毛・発端〉
おきゃあがれ【置きゃあがれ】
[連語]《動詞「お(措)く」の連用形に軽蔑やののしりの意を表す助動詞「やがる」の命令形の付いた「おきやがれ」の音変化》相手の言動を強く打ち消すのに用いる語。やめてくれ。いいかげんにしろ。よせやい...
お‐けんつう
「けんつう」に同じ。「奥の—が、今手水(てうづ)に行ったよ」〈滑・膝栗毛・発端〉
御強(おこわ)に掛(か)・く
人をだます。「ごま塩のそのからき目を見よとてや—・けし女恨めし」〈滑・膝栗毛・初〉