ぼう‐ちょう【膨張/膨脹】
[名](スル) 1 ふくれあがること。 2 規模が広がって大きくなること。また、数量が増大すること。「都市が—する」「予算が—する」 3 物体の長さまたは体積が増大すること。「熱—」
ぼうちょう‐うちゅう【膨張宇宙】
宇宙は膨張しつつあるという説。銀河がその距離に比例する速さで我々から遠ざかっているという観測事実に基づく。ハッブルにより展開された。膨張宇宙論。宇宙膨張。
ぼうちょう‐けい【膨張計】
物質の膨張率を測定する装置。
ぼうちょう‐ざい【膨張剤】
パンや菓子などの生地に混ぜ、気泡をつくって多孔性にするために用いられる食品添加物。発酵によって膨張させるイーストのほか、化学的に膨張させる炭酸水素ナトリウム(重曹)、炭酸マグネシウムなどがある。...
ぼうちょう‐ひずみ【膨張歪み】
物体に外力を加えたときに、体積が増加すること。地震の発生に先立って、岩石に加わる圧力が増大すると、微小な破壊が進行し、岩石中に隙間が生じて体積が膨張する。→圧縮歪み
ぼうちょう‐べん【膨張弁】
1 蒸気機関で、蒸気を有効に使うために調節する弁。 2 冷凍機で、凝縮された冷媒液を膨張気化させて低圧・低温にする弁。
ぼうちょう‐りつ【膨張率】
物体の温度を1度上げたときの、体積の増加率または長さの伸び率。体膨張率と線膨張率がある。