さい‐のう【臍嚢】
稚魚の腹にある袋。中に卵黄が入っていて、自分でえさがとれるようになるまでこれを吸収して成長する。
さい‐ヘルニア【臍ヘルニア】
へその部分に起こったヘルニア。へその部分に腸などが入り込んでとび出した状態。小児では生後3か月くらいに起こることが多く、ふつう、ひとりでに治る。
せい‐か【臍下】
へその下。下腹。
せいか‐たんでん【臍下丹田】
へその下あたりにある丹田とよばれるところ。心身の精気の集まるところという。
へそ【臍】
1 腹の中心にある小さなくぼみ。へその緒のとれた跡で、胎児のときはこれを通じて栄養などが胎盤から循環していた。ほぞ。 2 ものの表面の中央部にある小さなくぼみやでっぱり。「あんパンの—」 3 物...
へそ‐くり【臍繰り】
「臍繰(へそく)り金」の略。
へそくり‐がね【臍繰り金】
《綜麻(へそ)を繰ってためた金の意。人間のへそと混同して「臍」の字を当てたもの》主婦などが、他人に知られないように少しずつためた金。へそくり。
へそ‐く・る【臍繰る】
[動ラ五(四)]へそくりをする。「何かに備えて家計から—・る」
へそ‐ちゃ【臍茶】
《「臍で茶を沸かす」の略》たまらなくおかしいこと。
臍(へそ)で茶(ちゃ)を沸(わ)かす
おかしくてたまらないこと、また、ばかばかしくてしようがないこと。多く、あざけっていう場合に用いる。へそが茶を沸かす。へそ茶。