じろうものがたり【次郎物語】
下村湖人の自伝的長編小説。5部作。幼少期に里子に出された少年、次郎の成長を描く。第1部は大日本青年団の機関紙「青年」に昭和11年(1936)より連載。単行本は昭和16年(1941)刊行。以後、第...
すい‐きょう【酔狂/粋狂】
[名・形動] 1 好奇心から人と異なる行動をとること。物好きなこと。また、そのさま。酔興。「真冬に水泳とは—なことだ」「だてや—で言うのではない」 2 (酔狂)酒に酔ってとりみだすこと。「酒に酔...
すいし‐ていとく【水師提督】
中国、清朝時代の官名。海軍を統率した武官。また一般に海軍の総指揮官や船団の長。「英の旗艦の—は」〈福沢・福翁自伝〉
すいりさっかのできるまで【推理作家の出来るまで】
都筑道夫による自伝的エッセー。平成12年(2000)に上下2巻で刊行。翌年、第54回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞。
すみだ‐がわ【隅田川】
東京都東部を貫流する荒川の分流。北区岩淵で荒川から分岐する。墨田区鐘ヶ淵から下流をいうこともある。吾妻(あずま)橋から下流を大川ともいう。千住大橋から勝鬨(かちどき)橋まで16の橋が架かる。墨...
ずい‐じゅう【随従】
[名](スル) 1 つきしたがうこと。供として行くこと。また、その人。「艦長は…、これに—する指揮官は」〈福沢・福翁自伝〉 2 言われるままに人の意見に従うこと。「先輩の言に—する」
せい【生】
田山花袋の自然主義的な小説。明治41年(1908)発表。小市民家庭の老母の死の前後を中心に、その子供たちの生活と相克する感情を描いた自伝的小説。
せい‐うん【青雲】
1 青みがかった雲。また、よく晴れた高い空。青空。 2 地位や学徳の高いことのたとえ。「之を要するに如何(どう)しても—の雲の上には向きの悪い男であるから」〈福沢・福翁自伝〉 3 俗世間を離れ、...
せいきじのこくはく【世紀児の告白】
《原題、(フランス)La Confession d'un enfant du siècle》ミュッセの自伝的小説。1836年刊。ジョルジュ=サンドとの恋愛と失恋を題材に、当時フランスの若者に蔓延...
せい‐とん【整頓】
[名](スル)きちんとかたづけること。また、きちんとかたづくこと。整うこと。「部屋を—する」「新政府の組織が次第に—して」〈福沢・福翁自伝〉 →整理[用法]