手(て)に入(はい)・る
自分の所有となる。手にいる。「珍品が—・る」
て‐にもつ【手荷物】
１ 手回りの荷物。特に、旅客が自分で持ち運ぶ荷物。「—一時預り所」 ２ 旅客が運輸機関に発駅から着駅まで輸送を委託する荷物。託送荷物。チッキ。
て‐の‐もの【手の物】
１ 手にはいったもの。また、手にしているもの。「名器が—となる」「—を渡す」 ２ 自分の自由に扱えるもの。得意とするもの。おてのもの。「我が身の上の事は—と」〈咄・御前男・二〉
て‐の‐もの【手の者】
自分の配下の者。手下。「—をさしむける」
手(て)の奴(やっこ)足(あし)の乗(の)り物(もの)
《自分の手を召使いとし、足を乗り物にする意から》何事も他人の力を借りずに自分で行うこと。「一身をわかちて、ふたつの用をなす。—、よくわが心にかなへり」〈方丈記〉
てば
《「とい（言）えば」の音変化》 
［係助］名詞、名詞的な語に付く。 １ 相手の言葉を改めて話題として示す意を表す。…といえば。「ミカンか、ミカン—紀州物がいいな」 ２ 話題としてある人を提示し、...
て‐ばり【手張り】
１ （「手貼り」とも書く）手ではること。また、手ではったもの。「—の障子」 ２ 証券会社の役員や従業員が自分自身の思惑で相場を張ること。 ３ 勝負後に金を支払う条件で、ばくちを張ること。
て‐ば・る【手張る】
［動ラ四］自分の力にあまる。荷が重すぎる。かちすぎる。「湯元までは爰から五里半、余程道が—・りますから」〈伎・東京日新聞〉
て‐ばん【手番】
自分が行う番。特に、囲碁・将棋で、自分の番。
て‐ぶね【手船】
自分の所有する船。持ち船。「—の二十挺立(だち)を押しきらせ行くに」〈浮・永代蔵・二〉
