てら・う【衒う】
[動ワ五(ハ四)]自分の学識・才能・行為などを誇って、言葉や行動にちらつかせる。ひけらかす。「才を—・う」「奇を—・う」
て‐りょうじ【手療治】
医者にかからず自分で治療すること。また、その治療。「縁側へ出て来て駿介は—にかかった」〈島木健作・生活の探求〉
て‐りょうり【手料理】
1 自分で、または自宅で作った料理。手作りの料理。「—でもてなす」 2 自分が直接手を下して事の始末をつけること。「先度入谷でこれも—」〈伎・一寸徳兵衛〉
て‐わたし【手渡し】
[名](スル) 1 手から手へと渡すこと。「荷物を—で積み込む」 2 他人を通さず、自分で直接相手に渡すこと。「現金を—する」
手(て)を掛(か)・ける
1 人手を費やす。手数をかける。手間をかける。「—・けた料理」 2 自分の手で行う。手掛ける。「民子は私が—・けて殺したも同じ」〈左千夫・野菊の墓〉 3 手出しをする。盗みをする。「人の物に—・ける」
手(て)を下(くだ)・す
1 自分でそのことを行う。「社長みずから—・す」 2 着手する。手をつける。「まだだれも—・していない分野」
てん‐か【転嫁】
[名](スル) 1 自分の罪・責任などを他になすりつけること。「失敗の責任を—する」 2 心理学で、ある対象に対する感情が、関係のある他のものにも及んでいくこと。
天下(てんか)を取(と)・る
国全体を自分の支配下におさめる。転じて、ある分野などで頂点に立つ。「戦わずして—・る」「財界に身を投じて—・る」
天(てん)勾践(こうせん)を空(むな)しゅうすること莫(なか)れ時(とき)に范蠡(はんれい)無(な)きにしも非(あら)ず
《勾践は中国春秋時代の越の王。范蠡は呉に敗れた勾践を助け、呉を滅した忠臣》天は勾践を見捨てない、時がくれば范蠡のような忠臣が出て助けてくれる。南北朝時代、児島高徳(こじまたかのり)が捕らわれの後...
てん‐ごく【諂曲】
[名・形動ナリ]自分の気持ちをまげて人にこびへつらうこと。また、そのさま。「我を、あるが中に、ざえなく心—なりと、かくいふ、はづかしきこと」〈大鏡・道長下〉