ならい‐と・る【習ひ取る】
[動ラ四]習って自分のものとする。習得する。「父が弾く手、一つ残さず—・りつ」〈宇津保・俊蔭〉
習(なら)うより慣(な)れよ
人に教えられるよりも、自分で経験を重ねたほうが身につく。
なり‐すま・す【成(り)済ます】
[動サ五(四)] 1 すっかりそのものになる。「『婦人の鑑』の中の女に自分も—・した気がして」〈白鳥・泥人形〉 2 本当にそのものであるようなふりをする。「医者に—・す」
なりゆき‐まかせ【成(り)行き任せ】
物事の自然の成り行きにゆだねること。積極的に関わらずに自由にさせること。「—では自分に合う仕事は見つからない」
ナルキッソス【Narkissos】
ギリシャ神話中の美青年。ニンフのエコーを失恋させたあと、泉の水に映った自分の姿に恋し、満たされぬ思いにやつれ死んで、水仙の花に化したという。ナルシス。
ナルシシズム【narcissism】
1 精神分析の用語。自分自身を性愛の対象とすること。自己愛。ギリシャ神話のナルキッソスに由来。 2 自己陶酔。
なる‐ほど【成る程】
[副] 1 他人の言葉を受け入れて、自分も同意見であることを示す。たしかに。まことに。「—それはいい」 2 その範囲でできるだけのことをする意を示す。なるべく。「そのやうに言うて皆様が召すもの...
汝(なんじ)自(みずか)らを知(し)れ
自分の無知を自覚し、自分の心を高めるように励め。ソクラテスの行動上の標語で、アポロの神殿に掲げられていたという。
なん‐だ【何だ】
[連語]《「だ」は断定の助動詞》 1 疑問を表す。「あの音は—」「それが—というんだ」 2 直接言うのがはばかられたり、適当な言い方が見つからなかったりする場合に、代わりに用いる語。「自分で言う...
難(なん)付(つ)・く
(「付く」が下二段活用の場合)非難する。難癖をつける。「人の上を—・け、おとしめざまのこと言ふ人をば」〈源・蛍〉
(「付く」が四段活用の場合)難癖をつけられる。傷がつく。「私が内証の自分仕事...