ゆう‐ぜん【融然】
[ト・タル][文][形動タリ]気分がのどかで、和らいでいるさま。「—として心に浸む」〈蘆花・自然と人生〉
ゆうどう‐ほうしゅつ【誘導放出】
あるエネルギー準位にある原子または分子が、外部からの電磁波を受け、その強さに比例して、位相も周波数も同じ電磁波を放出する現象。誘導放出が自然放出や吸収を上回ると電磁波が増幅され、メーザーやレーザ...
ゆう‐りん【有隣】
《「論語」里仁から》徳のある人の周囲には同類のものが自然に集まること。→徳は孤ならず必ず隣あり
ゆちゃく‐たいばん【癒着胎盤】
胎盤が子宮に癒着した状態。通常、胎盤は分娩後に自然にはがれて子宮から排出されるが、癒着胎盤の場合は剝離しにくく、大量出血を起こしたり感染症にかかる危険性が高くなる。
ユネスコ‐エコパーク【UNESCO ecopark】
ユネスコが認定する生物圏保存地域。世界自然遺産が環境の保護を最優先とするのに対し、環境を保護しつつ、生態系と人間社会との調和を図ることに重点を置く。MAB(人間と生物圏計画)の一事業として197...
ユングフラウ【Jungfrau】
《若い女性の意》スイス中南部、ベルナーアルプスの高峰の一つ。アイガー南西にあり、標高4158メートル。1811年スイスのマイヤー父子が初登頂、以来登山者が多い。登山鉄道が山頂北麓のユングフラウヨ...
ユーカラ
《アイヌ語で、詞曲の意》アイヌに口承されてきた叙事詩。棒で拍子をとり、節をつけて語る。狭義には、少年ポイヤウンペの武勲・遍歴を物語る長編の英雄叙事詩をいう。広義には、自然神・人文神が来歴などを語...
よい‐なき【宵鳴き】
明け方に鳴くべき鶏が宵のうちに鳴くこと。俗に凶兆とされる。「鶏とぼけて—すれば、大釜自然とくさりて」〈浮・五人女・二〉
よう‐どう【揺動】
[名](スル)ゆれ動くこと。また、ゆり動かすこと。動揺。「風は葉もなき万樹をふるいて…霜を含める空明に—し」〈蘆花・自然と人生〉
よう‐よう【杳杳】
[ト・タル][文][形動タリ]暗くはっきりしないさま。また、遠くかすかなさま。「何処の寺の鐘か—として野末を渡る」〈蘆花・自然と人生〉