かさぎ‐でら【笠置寺】
笠置山上にある真言宗智山派の寺。山号は鹿鷺(ろくろう)山。大友皇子(おおとものおうじ)(弘文天皇)の創建と伝える。古くから弥勒(みろく)信仰の霊地とされ、建久3年(1192)貞慶(じょうけい)の...
かじゃく【下若】
《中国浙江(せっこう)省長興県若渓北岸の村名。水質がよく美酒を産するところから》美酒のこと。〈運歩色葉〉
か‐すい【歌吹】
歌をうたい、笛を吹き鳴らすこと。遊芸や遊興。
かすい‐かい【歌吹海】
歌舞または遊興の盛んな場所。遊里。「北の墓地はモンマルトルの—に接す」〈荷風・ふらんす物語〉
かすい‐さい【可睡斎】
静岡県袋井市久能にある曹洞宗の寺。山号は万松山。開創は応永14年(1407)、開基は恕仲天誾(じょちゅうてんぎん)。大路一遵(たいじいっそん)により中興、寺号を東陽軒とし、のち可睡斎と改めた。徳...
かすが‐の‐しんぼく【春日の神木】
神霊が宿るとされた春日神社の榊(さかき)。平安末期から室町時代にかけて、興福寺の大衆(だいしゅ)が朝廷の処置などに不満があるときに、春日神社の神人とともにこれを担いで京都に強訴するのが例であった...
かすが‐ばん【春日版】
1 平安末期から鎌倉期にかけて、奈良の興福寺で刊行された経典類。春日神社に奉献されたものが多いところからいう。 2 広く、奈良の諸寺で開板された版本の総称。
か‐せい【家声】
家全体の誉れ。一家の名声。「此(これ)より—を興(おこ)すべき当主は」〈蘆花・不如帰〉
か‐そう【仮装】
[名](スル) 1 仮に他のものの姿をすること。それらしく見せかけること。「其(その)強硬な態度の何処かに何時でも—に近い弱点があるのを」〈漱石・道草〉 2 (1から)特に、余興や催し物などで扮...
かそ‐たいさくほう【過疎対策法】
昭和30年代の高度経済成長期に、地方から都市へ大規模な人口移動が生じ、農山漁村で過疎問題が生じたことから、これに対処するために制定された法律の略称。10年間の時限立法として、昭和45年(1970...