あげ‐いた【上(げ)板/揚(げ)板】
1 床下に物などを入れるために、くぎ付けにしないで、自由に取り外しできるようにした床板。あげぶた。 2 江戸時代の歌舞伎劇場で、舞台の前縁にあった横長の板敷き部分。 3 風呂場などの流しに敷く簀...
あげ‐ぶたい【揚(げ)舞台】
(関西地方で)二重舞台のこと。
あげ‐まく【揚(げ)幕】
1 能舞台で、鏡の間と橋懸かりとの境に掛ける幕。 2 歌舞伎で、花道、時には上手(かみて)・下手(しもて)の出入り口に掛ける幕。紺地に劇場の紋を白抜きにする。
あさくさのこども【あさくさの子供】
長谷健の小説。昭和14年(1939)発表。同年、第9回芥川賞受賞。昭和初期の下町を舞台に子供たちに向き合う教師の姿を描く。
足(あし)が竦(すく)・む
恐怖や緊張のために足がこわばり自由に動かなくなる。「初めての舞台は—・んだ」
あすか【飛鳥/明日香】
奈良県高市郡明日香村のこと。また、その付近一帯の称。推古朝以来百余年、都が置かれ、橘寺(たちばなでら)・石舞台古墳・高松塚古墳など史跡が多い。 [補説]「飛鳥」の表記は、「あすか」にかかる枕詞「...
あずみ‐の【安曇野】
長野県安曇野(あづみの)市を中心に、松本盆地の梓川(あずさがわ)以北、大町市付近までの地域名。湧水を利用したワサビ田で知られる。安曇平(あずみだいら)。 ⇒安曇野(あづみの) 臼井吉見の長...
あたか‐の‐せき【安宅の関】
石川県小松市に鎌倉初期にあった関所。謡曲「安宅」、歌舞伎「勧進帳」の舞台。
アダム‐ビード【Adam Bede】
ジョージ=エリオットによる長編小説。1859年発表。19世紀初頭の農村を舞台に、大工の青年の心の成長を描く田園悲劇。
アットヌーン【正午位置】
古川薫の小説。昭和63年(1988)刊。北大西洋のカナリア諸島を舞台に、漁船員の死体冷凍事件の謎を追う日本人記者とスペイン人女性を描く。直木賞候補作。