タラスコン【Tarascon】
フランス南部、ブーシュ‐デュ‐ローヌ県の町。ローヌ川に面する。ローマとニームを結ぶ軍事上の要地にあり、14世紀から15世紀にプロバンス伯が建てたタラスコン城がある。19世紀にはドーデの小説「タル...
たん‐ぜん【丹前】
1 防寒のための部屋着の一種。厚く綿を入れた広袖(ひろそで)の着物。丹前風呂に通う客の風俗からこの名が出た。京坂に起こり、江戸の「どてら」に似る。《季 冬》 2 丹前風呂に通う町奴などの風俗。丹...
ダイアーズビル【Dyersville】
米国アイオワ州北東部の都市。野球をテーマとした映画の舞台となったことで知られ、劇中に登場した野球場がある。
だいしょう‐まえ【大小前】
能舞台で、大鼓方と小鼓方の定位置の中間の前あたりの場所。本舞台の正面後方になる。
だいじん‐ばしら【大臣柱】
1 能舞台で、正面の向かって右手前にある柱。ワキ座の側にあるので、脇柱ともいう。 2 歌舞伎舞台で、向かって右側にある柱。のちにはこれに対する左側の柱も併称。
だいぼさつ‐とうげ【大菩薩峠】
山梨県北東部にある峠。多摩川上流と甲府盆地とを結ぶ、青梅(おうめ)街道の要所。
中里介山の長編小説。大正2年(1913)から昭和16年(1941)にかけて発表。作者の死により未完。幕末を舞台...
ダイヤモンドダスト
南木佳士の短編小説。高原に建つ病院を舞台にした作品。昭和63年(1988)発表。同年、第100回芥川賞受賞。
だいよん‐の‐かべ【第四の壁】
演劇で、舞台と観客席の間を隔てる架空の壁。舞台上の虚構の出来事と、観客のいる現実世界が切り離されていることを表す概念。だいしのかべ。
ダボス【Davos】
スイス東部、グラウビュンデン州の町。標高1560メートルで、同国屈指のスキーリゾート。19世紀末の鉄道開通を機にサナトリウムやホテルが建てられ、国際的な保養地になった。トマス=マンの小説「魔の山...
ダムサイト【ダム・サイト】
小山いと子の小説。昭和34年(1959)刊行。田子倉ダムを舞台とするフィクションで、作品評価を巡り文壇に論争を引き起こしたことで知られる。