イドメネオ【Idomeneo】
モーツァルトのイタリア語によるオペラ。全3幕。1781年にミュンヘンで初演。正式名称は「クレタの王イドメネオ、またはイリアとイダマンテ」。トロイア戦争後のクレタ島を舞台とする。
いなか‐うた【田舎歌】
1 広く田舎で歌われる俗謡。ひなうた。俚謡(りよう)。 2 歌舞伎の下座音楽で、田舎道や田舎家の場面などに用いる歌。→在郷歌(ざいごううた)
いなか‐ぶし【田舎節】
1 民謡。 2 歌舞伎舞踊の中で、特に民謡を取り入れた伴奏音楽で踊る部分。 3 日本音楽で、陽旋法のこと。主に民謡に用いられるところから、明治中期に上原六四郎が命名。→都節(みやこぶし)
い‐なが・れる【居流れる】
[動ラ下一][文]ゐなが・る[ラ下二] 1 多くの人が上席から順に並んで座る。列座する。居並ぶ。「役者一同、舞台に—・れての口上」 2 芝居の裏方が、場面を転換するまでの時間が短いため、幕が開い...
いなり‐まち【稲荷町】
1 《楽屋内の稲荷明神を祭った近くにその部屋があったところから》江戸時代、歌舞伎での最下級の役者。また、その部屋。 2 《1から転じて》演技のへたな役者。
いのうえ‐やちよ【井上八千代】
日本舞踊、京舞井上流の家元の名。現在は5世[1956〜 ]。
いのうえ‐りゅう【井上流】
日本舞踊京舞の流派の一。女舞で、江戸末期に初世井上八千代が創始。京都祇園に勢力をもつ。
いのち‐しらず【命知らず】
[名・形動] 1 生命の危険をも考えずに振る舞うこと。また、その人や、そのさま。「—が集まる」「—な冒険」 2 丈夫で長持ちすること。また、そのもの。「この手紬(てつむぎ)の碁盤縞(ごばんじま)...
い‐ばやし【居囃子】
能の演奏形式の一。主として1曲の後半をシテと地謡・囃子とで舞なしで演奏する。⇔舞囃子。
いばらき【茨木】
歌舞伎舞踊。長唄。河竹黙阿弥作詞、3世杵屋正次郎作曲。明治16年(1883)東京新富座初演。茨木童子の伝説に取材したもの。 [補説]地名別項。→茨木