ばん‐だち【番立】
江戸時代の歌舞伎劇場で、毎朝、序幕の開く前に、下級の俳優が三番叟(さんばそう)を舞って舞台を清め、大入りを祈った儀式。また、その囃子(はやし)。
ばんどう‐りゅう【坂東流】
日本舞踊の流派の一。3世坂東三津五郎を流祖とする。
ばん‐ばやし【番囃子】
能の略式演奏形式の一。1曲の謡全部を、囃子をつけて紋服・裃(かみしも)で舞台に着座したまま演奏すること。
ばん‐め【番目】
[名]歌舞伎で、上演にあたっての分類。初め通し狂言の中の幕の順序を示したが、のちには演目の順序を示すようになった。ふつう、1番目と2番目に分けられる。
[接尾]助数詞。ものの順序を表すのに用...
バート‐ラガッツ【Bad Ragaz】
スイス東部、グラウビュンデン州の温泉保養地。13世紀中頃、タミナ峡谷で源泉が発見され、19世紀になりパイプラインを設置し、サナトリウムの地として発展。ヨハンナ=スピリの児童文学「ハイジ」の舞台に...
バーラタナーティヤム【(梵)Bhāratanṛṭyam】
インドの古典舞踊の一。古代インドの演劇論書「ナーティヤシャーストラ」の著者とされるバーラタが伝えた舞踊で、女性が一人で踊るもの。
パゴ‐パゴ【Pago Pago】
南太平洋、アメリカ領サモアの首都。サモア諸島、ツツイラ島中央部南岸の深い湾奥に位置する。天然の良港として知られ、オセアニアにおける重要な寄港地となっている。モームの短編小説「雨」の舞台となった。
パス‐ピエ【(フランス)passe-pied】
17〜18世紀に愛好された8分の3拍子または8分の6拍子の快活な舞曲。
パソ‐ドブレ【(スペイン)paso doble】
スペインの舞曲の一。行進曲ふうで8分の6拍子のリズムをもつ。また、それで踊るダンス。パソドブル。
パバーヌ【(フランス)pavane】
16〜17世紀にヨーロッパで流行した、おごそかでゆるやかな二拍子の舞踊。また、そのための舞曲。 [補説]作品名別項。→パバーヌ