ほうきょうにんのし【奉教人の死】
芥川竜之介の短編小説。大正7年(1918)9月、雑誌「三田文学」に発表。長崎を舞台に、あるキリシタン孤児の殉教を描く。
ほう‐こう【放曠】
物事にこだわらず、心のおもむくままに振る舞うこと。「こうやって観海寺の石段を登るのは随縁—の方針である」〈漱石・草枕〉
ほうじょうくだいめいかのいさおし【北条九代名家功】
歌舞伎狂言。時代物。3巻。河竹黙阿弥作。明治17年(1884)東京猿若座初演。北条家の滅亡を中心に脚色した活歴物。上の巻の「高時(たかとき)」だけが上演され、新歌舞伎十八番の一となっている。
ほう・ずる【奉ずる】
[動サ変][文]ほう・ず[サ変] 1 高貴な人にさしあげる。たてまつる。「御前で舞を—・ずる」 2 うやうやしくうける。承る。「君命を—・ずる」 3 うやうやしく持つ。ささげる。「校旗を—・ずる...
ほう‐とう【放蕩】
[名・形動](スル)思うままに振る舞うこと。特に、酒や女遊びにふけること。また、そのさま。「—な息子」「—したあげく身代を潰す」
ほう‐ぶ【邦舞】
日本舞踊。日舞。
ほう‐まい【邦舞】
⇒ほうぶ(邦舞)
ほうむり‐さ・る【葬り去る】
[動ラ五(四)] 1 物事を、表面に現れないようにする。「事件を—・る」 2 世間に出られないようにしてしまう。表舞台に出られなくする。「この業界から—・る」
ほうようかぞく【抱擁家族】
小島信夫の小説。ひとつの家庭が妻の不倫をきっかけに崩壊していく様子を描く。昭和40年(1965)発表。同年、第1回谷崎潤一郎賞受賞。昭和46年(1971)、作者自身の脚本にて舞台化。
ほう‐らく【法楽】
1 仏法を味わって楽しみを生じること。また、仏の教えを信受する喜び。釈迦が悟りを開いたのち1週間、自分の悟った法を回想して楽しんだことが原義。 2 経を読誦(どくじゅ)したり、楽を奏し舞をまった...