みず‐いり【水入り】
1 水がはいっていること。また、そのもの。 2 相撲で、取り組んで勝負がつかず長時間たったとき、勝負を一時中断して休ませ、力水(ちからみず)をつけさせて、前と同じ形に組んで取り直しをさせること。...
みず‐うち【水打ち】
1 水を打つこと。水をまくこと。 2 和紙を湿らせて、墨のにじみを防ぐこと。 3 歌舞伎の囃子(はやし)の一。幕開きで奴(やっこ)が水を打っている場面に用いることが多いところからいう。
みずき‐りゅう【水木流】
日本舞踊の流派の一。元禄期(1688〜1704)の歌舞伎の名女方水木辰之助を流祖に、門弟の粂(くめ)が創始。代々女性が家元を継いだ。
みず‐くみ【水汲み】
1 水をくむこと。また、その人。「—桶(おけ)」 2 歌舞伎の小道具の一。黒の木綿で作ったかまぼこ形の烏帽子(えぼし)。雑兵の役に用いる。
みず‐ひき【水引】
1 細いこよりにのりをひいて乾かし固めたもの。進物用の包み紙などを結ぶのに用いる。ふつう数本を合わせて、中央から色を染め分ける。吉事の場合は紅と白、金と銀、金と赤など、凶事の場合は黒と白、藍と白...
みずひき‐まく【水引幕】
劇場で、舞台最前部の上方に、間口いっぱいに横に張った細長い幕。また、相撲で、土俵の4本柱の上方に張った細長い幕。現在は吊り屋根につけている。
みず‐みまい【水見舞(い)】
台風・洪水などの水害にあったのを見舞うこと。《季 夏》「無花果(いちじく)の日にとぶ蠅や—/麦南」
みせ‐びらき【店開き/見世開き】
[名](スル) 1 新しく店を開いて業務を始めること。開店。「駅前にデパートが—する」⇔店仕舞い。 2 店をあけてその日の営業を始めること。開店。「一〇時に—する」⇔店仕舞い。
み‐たお・す【見倒す】
[動サ四] 1 さげすんで見る。見さげる。「かうした仕掛けでなければ大尽が—・されぬ」〈咄・御前男・三〉 2 思いきり安く値をつける。「その仕舞物を—・して」〈伎・覗機関〉
みだれ【乱れ/紊れ】
1 まとまっていないこと。整っていないこと。「裾の—をなおす」「電波の—」 2 秩序などが崩れること。「世の中の—」 3 心が平静さを失って混乱すること。「心の—を静める」 4 能の舞事(ま...