じきのり‐せんどう【直乗り船頭】
船主自身が船頭を兼ねて船に乗り、廻船業を行っている者。直船頭(じきせんどう)。自前船頭。→居船頭(いせんどう) →沖船頭
すい‐しゅ【水手/水主】
ふなのり。ふなこ。かこ。船頭。「—梶取(かんどり)申しけるは、此の風は追風(おひて)にて候へども」〈平家・一一〉
せん‐ぷ【船夫】
ふなのり。船頭。
たか‐ばなし【高話】
[名](スル)大きな声で話をすること。また、その話。「船頭が—する聞馴れぬ埃及(エジプト)語には」〈荷風・ふらんす物語〉
とう【頭】
[音]トウ(漢) ズ(ヅ)(呉) ト(慣) ジュウ(ヂュウ)(唐) [訓]あたま かしら こうべ かみ [学習漢字]2年 〈トウ〉 1 あたま。「頭骨・頭部/出頭・台頭・低頭・点頭・禿頭(とく...
とう‐か【棹歌/櫂歌】
船頭が舟をこぎながらうたう歌。ふなうた。
とっ‐ぱず・す【取っ外す】
[動サ五(四)]「とりはずす」の音変化。「制限を—・す」「賭けをしたら—・して負けたから」〈洒・船頭深話〉
とも‐おし【艫押し】
和船の船尾の櫓(ろ)を押す役。重要な役として船頭が扱い、櫓を押さないときは舵(かじ)をとる。
なげ‐ずきん【投(げ)頭巾】
四角い袋状に縫い、上端を後ろに折り垂らしてかぶる頭巾。江戸時代、傀儡師(くぐつし)・飴(あめ)売りなどが着用。黒船頭巾。
にすけ【仁助/仁介】
江戸時代、船頭・馬方、または中間(ちゅうげん)・小者などの奉公人のこと。仁蔵(にぞう)。