たる‐かいせん【樽廻船】
江戸時代、大坂から江戸へ、主として酒樽荷などを運んだ船。船足が速く、幕末には菱垣(ひがき)廻船を圧倒した。たるぶね。
たる‐ぶね【樽船】
⇒樽廻船(たるかいせん)
だい‐せん【台船】
海上作業用の箱船。推進力はなく、クレーンや発電機などの土台としたり、重量物の運搬に使用したりする。
だいどころ‐ぶね【台所船】
料理を供するために本船に付きしたがう船。厨(くりや)船。
だっ‐せん【脱船】
[名](スル)船長の許可なく、乗組員が船から下りたまま帰船しないこと。
だるま‐ぶね【達磨船】
木船の一種で、長さのわりに幅が広い大伝馬船。貨物の運送に用いる。鋼製のものもある。だるません。→伝馬船
だんべい‐ぶね【団平船】
和船の一。幅が広く、底を平たく頑丈につくった船。石・材木・石炭・土砂などの重量物の近距離輸送に用いた。
ちかい‐の‐ふね【誓いの船】
仏が衆生を悟りに導こうとする誓いを、人を彼岸に運ぶ船にたとえていう語。弘誓(ぐぜい)の船。
ちゃく‐せん【着船】
[名](スル)船が港に着くこと。また、その船。「横浜に—する」
ちゃ‐ぶね【茶船】
1 近世、江戸・大坂などの河川や港で大型廻船の貨物の運送に用いた小船。 2 河川や港で飲食物を売る小船。うろうろ船。