もろた‐ぶね【諸手船】
1 多くの櫓(ろ)のついた早船。また、2挺櫓の早船。 2 島根県松江市にある美保神社の諸手船神事に用いるくり舟。《季 冬》
やかた‐ぶね【屋形船】
屋形を設けた船。2階屋形もある。多くは、川や海辺での遊覧用。
やぐら‐ぶね【櫓船】
船上に櫓を設けた和船。戦国時代の軍船などにみられる。
やね‐ぶ【屋根船】
「やねぶね」の略。「—から刷毛先(はけさき)いぢりいぢり出る」〈柳多留・一四〉
やね‐ぶね【屋根船】
屋根板が葺(ふ)いてある小船。大型の屋形船(やかたぶね)と区別した江戸での呼称。やねぶ。
ゆうぎょ‐せん【遊漁船】
釣りなどの娯楽のために客を乗せて航行する船。
ゆう‐せん【遊船】
船遊び、特に納涼のための船。また、船遊び。遊山船(ゆさんぶね)。《季 夏》
ゆう‐せん【郵船】
1 「郵便船」の略。 2 一定の区間を往復する船。定期船。「神戸に着船したらば…早々—にて帰京せよとある」〈福沢・福翁自伝〉
ゆうびん‐せん【郵便船】
郵便物の輸送と郵便事務を取り扱う船。郵船。
ゆうれい‐せん【幽霊船】
乗組員すべてが死に絶え、その霊が船上にとどまったまま怪奇な漂流を続けるという伝説上の船。