お‐ぶね【小舟】
小さい舟。こぶね。
オホーツクちょうほうせん【オホーツク諜報船】
西木正明によるノンフィクション作品。北方領土近海でソ連のためのスパイ活動を行っていた、いわゆるレポ船を主題とする。昭和55年(1980)刊行。同年、第7回日本ノンフィクション賞新人賞を受賞。
おや‐ぶね【親船】
1 多数の小型漁船を従えた大船。母船(ぼせん)。 2 連絡用の小船に対し、沖に停泊している大船。
かい‐せん【廻船/回船】
港から港へ旅客や貨物を運んで回る船。中世以後に発達し、江戸時代には菱垣(ひがき)廻船・樽(たる)廻船のほか、西回り航路・東回り航路、さらに北国廻船が成立して船による輸送網が発達した。
かいぞく‐せん【海賊船】
1 海賊が使用する船舶。 2 中世の水軍に属した船。
かがり‐ぶね【篝船】
漁などのためにかがり火をたく船。
かきすえ‐やかたぶね【舁き据え屋形舟】
簡単で粗末な屋形を据えつけた舟。「今は怪(け)しかる—に大幕ひかせ」〈平家・二〉
かき‐ぶね【牡蠣船】
1 カキを採取する船。 2 川岸に船をつなぎ、カキ料理を食べさせる屋形船。江戸時代に広島産のカキを積んでゆき大坂で供したのに始まり、道頓堀のものが有名。《季 冬》「—の薄暗くなり船過ぐる/虚子」
かきゃく‐せん【貨客船】
旅客と貨物を同時に運ぶ船。法的には貨物設備の多少にかかわらず、旅客定員が12名までの貨物船と、これを超える旅客船とに分けられる。
かご‐ぶね【籠船】
祭礼で引き歩く山車(だし)の一種。美しく飾りたてた船形に四輪の車をつけたもの。京都祇園会の船鉾(ふなぼこ)など。飾り船。