や‐しょく【野色】
野原の景色。また、野原の風情。
やなぎ‐いろ【柳色】
1 くすんだ黄緑色。 2 織り色の名。縦糸を萌葱(もえぎ)色、横糸を白で織ったもの。
やまばと‐いろ【山鳩色】
黄色みがかった緑色。アオバトのはねの色。
やまぶき‐いろ【山吹色】
1 ヤマブキの花のような色。黄色。こがねいろ。 2 黄金。大判・小判のこと。「—の重宝に事欠き給ふ御身ではなし」〈浄・吉野忠信〉
ゆう‐いろ【夕色】
夕方の色。夕ばえの色。「南無阿弥陀心ぞいとどしづかなる松より西に藤の—」〈拾玉集・四〉
ゆう‐げしき【夕景色】
夕方の景色。夕景。
ゆうさい‐しょく【有彩色】
色の三属性である色相・明度・彩度を併せ持つ色、すなわち黒・灰・白色以外の色。⇔無彩色。
ゆう‐しょく【憂色】
心を痛めている顔つき・ようす。「—を浮かべる」「—を隠せない」
ゆう‐しょく【有色】
色がついていること。「—ガラス」⇔無色。
ゆう‐しょく【油色】
彩色画や金銀泥絵などの上に透明な油を塗り、表面を保護し、また光沢を出す技法。中央アジア、中国唐代に盛行。日本には奈良時代に伝えられ、密陀絵はその代表的例。