モノローグ【monologue】
1 演劇で、登場人物が相手なしにひとりで言うせりふ。独白(どくはく)。⇔ダイアローグ。 2 一人の俳優が演じる芝居。独演劇。モノドラマ。
役者(やくしゃ)が一枚(いちまい)上(うえ)
《芝居の番付や看板では上位から役者名が記されるところから》人物・知恵・駆け引きなどが一段とすぐれていること。役者が上。役者が違う。
やくしゃ‐こども【役者子供】
1 役者は芝居のことしかわからず、まるで子供のような世間知らずであるということ。 2 少年の歌舞伎役者。「惣(そう)じて—の取る銀は、当座のあだ花ぞかし」〈浮・永代蔵・四〉
櫓(やぐら)を上(あ)・げる
1 櫓を設ける。 2 芝居・相撲などのための場所を設け興行を始める。
やま‐ば【山場】
最も盛り上がった重要な場面。クライマックス。やま。「芝居の—にさしかかる」
やみ‐じあい【闇仕合】
暗闇の中での立ち回りや争い。相手もわからず争うこと。「芝居の—のごとく、頭と頭をすれ違うて」〈滑・浮世風呂・前〉
ゆき【雪】
1 雲の中で水蒸気が昇華し、成長した氷の結晶となって降ってくる白いもの。また、それが降り積もったもの。結晶は六方対称形が多いが、気温や水蒸気の量により形はいろいろ変わる。《季 冬》「宿かさぬ灯影...
ゆさん‐じょ【遊山所】
遊山に行く所。また、遊郭・茶屋などの遊び場。「江戸中の寺社、芝居、その外—の繁昌なり」〈浮・永代蔵・六〉
よ‐ざ【四座】
1 室町時代、大和猿楽の4団体。結崎(ゆうざき)(観世)・外山(とび)(宝生(ほうしょう))・坂戸(さかど)(金剛)・円満井(えんまんい)(金春(こんぱる))の四つの座。江戸時代には喜多流を加え...
よしわら‐にわか【吉原俄】
江戸吉原の遊郭で行われた即興芝居。享保年間(1716〜1736)に始まり、毎年8月中旬から9月中旬まで街頭の屋台の上で幇間(ほうかん)や芸者などが演じた。