えい‐とう
[副] 1 せっせと仕事にはげむさま。「—働きゃ随分楽の出来る所だ」〈伎・四千両〉 2 芝居で客がどんどん詰めかけるさま。祝うために、久しくの意の「永」と、芝居が当たる意の「当」をあてて「永当...
えいらく‐かん【永楽館】
兵庫県豊岡市にある劇場。明治34年(1901)竣工。近畿地方に現存する最古の芝居小屋。昭和39年(1964)に閉館されたが、平成20年(2008)、改修の上、再開館した。出石(いずし)永楽館。
えちご‐ぶし【越後節】
江戸末期から明治中期にかけて、越後の民謡から出て瞽女(ごぜ)などが全国に広めた歌謡。芝居の心中物や社会事件などを題材にした長編の口説(くど)き歌。越後口説き。
えほん‐ばんづけ【絵本番付】
芝居番付の一。序幕から大詰めまでの場面を描き、主な役名・役者名などを書き入れた小冊子。寛保(1741〜1744)ごろから明治中期まで行われた。芝居絵本。芝居絵双紙。えばんづけ。
えん【猿】
[常用漢字] [音]エン(ヱン)(漢) [訓]さる 〈エン〉動物の名。サル。「猿猴(えんこう)/犬猿・三猿・野猿・意馬心猿・類人猿」
〈さる(ざる)〉「猿芝居/山猿」 [補説]「猨」は異体字。
えん‐ぎ【演技】
[名](スル) 1 見物人の前で芝居・曲芸・歌舞や、体操などの技を行って見せること。また、その技。「模範—」 2 本心を隠して見せかけの態度をとること。「ことさらに仲のよさを—する」
えんぎ‐りょく【演技力】
芝居などで、演技をする際の巧みな表現力。「—に定評のある役者」
えん‐げき【演劇】
観客を前に、俳優が舞台で身ぶりやせりふで物語や人物などを形象化し、演じて見せる芸術。舞台装置・照明・音楽など視覚・聴覚上の効果を伴う総合芸術。芝居。劇。
えん・ずる【演ずる】
[動サ変][文]えん・ず[サ変] 1 人々の前で芝居・舞踏・演奏などをして見せる。また、芝居や映画などで、ある役を務める。「狂言を—・ずる」「敵役を—・ずる」 2 ある役目を務める。「物分かりの...
おい‐だし【追(い)出し】
1 追い出すこと。追放。「反対派の—にかかる」「卒業生—コンパ」 2 芝居・寄席・相撲などで、1日の興行の終わった時に打ち鳴らす太鼓。追い出し太鼓。打ち出し太鼓。 3 遊里で、明け六つ(午前6時...