し【芝】
[常用漢字] [音]シ(呉)(漢) [訓]しば 〈シ〉キノコの一種。マンネンタケ。めでたいしるしとされた。「桂芝(けいし)・霊芝」 〈しば〉イネ科の草の名。「芝居・芝草・芝生(しばふ)」
しかん‐げた【芝翫下駄】
長方形で、前後の歯が間遠になっている駒下駄。大坂の歌舞伎役者3世中村歌右衛門(芝翫)が江戸興行で用いてから流行した。
しかん‐ちゃ【芝翫茶】
柔らかい赤茶色。中村歌右衛門(俳名・芝翫)が好んで用いた。
しせん‐えんねん【芝仙延年】
文人画の画題の一。芝仙すなわち霊芝(れいし)と松・石を描くもの。
しせん‐しゅくじゅ【芝仙祝寿】
文人画の画題の一。芝仙すなわち霊芝(れいし)に梅・竹・鶴を配したもの。
し‐そう【芝草】
1 マンネンタケの別名。「俗(くにひと)、—といふことを知らずして、みだりに菌(たけ)と言へるか」〈皇極紀〉 2 しばくさ。しば。〈日葡〉
しば【芝】
1 イネ科の多年草。日当たりのよい地に密に生える。茎は強く、地面をはい、5月ごろ繊細な茎を出して紫色がかった穂をつける。庭園や土手に植えて芝生とする。芝草。 2 芝生などとして植える葉の細い草。...
しば【芝】
東京都港区の地名。芝公園・増上寺・泉岳寺・東京タワーなどがある。もと東京市の区名。
しば‐い【芝居】
1 《5などに由来》歌舞伎などの興行物。しばや。「—好き」「—通」 2 役者などが演技をすること。また、その演技。「いい—をする」 3 計画的に人をだますためのこしらえごと。狂言。「ひと—打つ」...
しばい‐うた【芝居唄】
1 歌舞伎の下座音楽として歌われる長唄・端唄(はうた)・小唄など。下座唄。 2 元禄〜正徳(1688〜1716)ごろ、上方で歌舞伎の音楽として作られた地歌。