まなづる【真鶴】
志賀直哉の短編小説。大正9年(1920)発表。恋と知らず年上の女性に惹かれる少年の心理を描く。 川上弘美の長編小説。「文学界」誌に平成17年(2005)から平成18年(2006)にかけて連載...
マニエラ【(イタリア)maniera】
《手法の意》芸術家の手法。
マニエラ‐モデルナ【(イタリア)maniera moderna】
《「新しい様式」「新時代様式」の意》15世紀後期から16世紀にかけて、フィレンツェで形成された芸術様式。ダビンチ、ラファエロ、ミケランジェロの影響を受け、優美で卓越した表現を目指した。同時代のイ...
マニエリスム【(フランス)maniérisme】
ルネサンスからバロックへの移行期に興った、絵画を中心とする芸術様式。社会的な混乱による精神的危機を反映し、錯綜(さくそう)した空間構成、非現実的な色彩法、幻想的寓意(ぐうい)性など、極度の技巧性...
マニラ‐だいせいどう【マニラ大聖堂】
《Manila Cathedral》フィリピンの首都マニラ中心部にあるローマカトリックの大聖堂。スペイン統治時代の拠点となった城塞、イントラムロス内に位置する。1571年に創設。第二次大戦で破壊...
マリアのくび【マリアの首】
田中千禾夫の戯曲。4幕9場。副題「幻に長崎を想う曲」で、終戦後の長崎を舞台とする。昭和34年(1959)2月、新人会が初演。同年、第6回岸田演劇賞、第10回芸術選奨受賞。
マルチプル【multiple】
[名・形動] 1 多様な。複合的な。また、多くのものからなるさま。「—な機能をもった時計」 2 作家の指示のもとに量産された美術作品。一点制作の高価な作品にだけ芸術としての独創性を求めるのではな...
マロニエのはながいった【マロニエの花が言った】
清岡卓行の長編小説。パリで活躍する芸術家達の交流を描く大河小説。平成11年(1999)刊行。同年、第52回野間文芸賞受賞。
マントバ【Mantova】
イタリア北部、ロンバルディア州の都市。ポー川支流のミンチオ川をせき止めて造られた三つの人工湖に囲まれる。古代ローマ時代に栄え、中世にはロンバルディア同盟の自治都市となった。ゴンザーガ家の支配下に...
まんようしゅうしちゅう【万葉集私注】
土屋文明による万葉集の注釈書。昭和24年(1949)から昭和31年(1956)にかけて全20巻を刊行。本作により、著者は昭和28年(1953)の第9回芸術院賞受賞。