ふゆ‐め【冬芽】
「とうが(冬芽)」に同じ。《季 冬》「飛騨(ひだ)人の培ふ桐の—かな/普羅」
ふん‐が【粉芽】
地衣類の無性生殖器官。地衣体表面に生じ、菌糸と藻類細胞とがからまりあったもので、粉状をし、風などで飛散する。
ほう‐が【萌芽】
[名](スル) 1 草木の芽のもえ出ること。また、その芽。めばえ。 2 新しい物事が起こりはじめること。また、物事の起こるきざし。「自立心の—」
ほ‐はつが【穂発芽】
収穫前の穂に実った種子から芽が出る現象。降雨などの気象条件により、小麦・米・トウモロコシなどでみられ、収穫減や品質低下の原因となる。対策として、降雨期の前に収穫できる早熟種や、休眠性が強く吸水し...
むせい‐が【無性芽】
植物体の組織の一部または細胞が繁殖するための器官で、母体から離れて新個体となるもの。狭義にはコケ植物のものをいい、ゼニゴケでは葉状体の表面にできる無性芽器の中につくられる。広義には、むかごなども...
め【芽】
1 植物の種子から最初にもえ出す茎・葉。また、茎・葉などが未発達の状態にあるもの。生じる位置により定芽・不定芽に、展開後の器官により葉芽・花芽・混合芽に、形成時期などにより夏芽・冬芽などに分けら...
もの‐の‐め【物の芽】
萌え出るいろいろの植物の芽。《季 春》「—のあらはれ出でし大事かな/虚子」
よう‐が【幼芽】
植物の胚(はい)が子葉に包まれている芽。発芽すると茎や葉になる。
よう‐が【葉芽】
植物の茎や枝にあり、生長すれば葉となる芽。花芽より細長いものが多い。はめ。
りん‐が【鱗芽】
腋芽(えきが)で、養分を蓄えて多肉質の球状となったもの。オニユリのむかごなど。