しげ‐み【茂み/繁み】
草木の生い茂っている所。「葦(あし)の—」《季 夏》
しげやま【茂山】
姓氏の一。 [補説]「茂山」姓の人物茂山千作(しげやませんさく)茂山弥五郎(しげやまやごろう)
しげり【茂り/繁り】
草木などが生い茂ること。また、茂った所。しげみ。「青葉の—」《季 夏》「山伏の法螺(ほら)吹立つる—かな/子規」
しげり‐あ・う【茂り合う/繁り合う】
[動ワ五(ハ四)]草や葉が重なって茂る。「下草が—・う」
しげ・る【茂る/繁る】
[動ラ五(四)]草木が生長して、枝葉がたくさん生え出る。盛んに生える。「若葉が—・る」「雑草が—・る」《季 夏》
しみ‐さ・ぶ【茂みさぶ】
[動バ上二]こんもりと茂る。草木が繁茂する。「大和の青香具山は日の経(たて)の大き御門に春山と—・び立てり」〈万・五二〉
しみ‐に【茂みに】
[副]すきまなくいっぱいに。「梅の花み山と—ありともやかくのみ君は見れど飽かにせむ」〈万・三九〇二〉
しみみ‐に【茂みみに】
[副]密に。ぎっしりと。「忘れ草垣も—植ゑたれど」〈万・三〇六二〉
も【茂】
[常用漢字] [音]モ(呉) [訓]しげる 草木がしげる。「繁茂」 [名のり]あり・いかし・し・しげ・しげい・しげみ・たか・とお・とも・とよ・もち・もと・ゆた
もきちしゅうか【茂吉秀歌】
塚本邦雄による斎藤茂吉の歌論。全5巻。いずれも茂吉の作品から100首をとりあげて、評釈をつけたもの。第1巻の「『赤光』百首」は昭和52年(1977)刊行、最終巻の「『霜』『小園』『白き山』『つき...