しろ‐ずみ【白炭】
1 表面が白く灰をかぶっている良質の木炭。火もちがよい。カシ・クリなどの原材を高熱で焼き、外に出して消し粉をかけて製する。かたずみ。しらずみ。《季 冬》→黒炭 2 石灰や胡粉(ごふん)で白く塗っ...
じき‐ろう【食籠】
1 食物を盛る器。ふたがつき、円形または角形。重ね式のものもある。 2 茶の湯で、菓子器などに使用されるふたのある器。
じく‐かざり【軸飾り】
茶の湯で、宸翰(しんかん)や拝領の軸、名物の軸などの扱い方。軸物を巻いたまま外題(げだい)を上にして床(とこ)に飾ること。
じざい‐だけ【自在竹】
茶の湯で、釣り釜をつるすのに用いる竹製の自在鉤(かぎ)。
じょうおう‐だな【紹鴎棚】
茶の湯に用いる棚の一。武野紹鴎の好みと伝える、炉専用の大きな棚。檜(ひのき)材の春慶塗で、下に2枚引きのふすまのある地袋がつき、その上に4本柱で天板がのる。
すい‐ふろ【水風呂】
《茶の湯の道具である「水風炉(すいふろ)」に構造が似るところからという》桶(おけ)の下にかまどを取りつけ浴槽の水を沸かして入る風呂。塩風呂・蒸し風呂などに対していう。すえふろ。「—の釜をぬきたる...
すき【数寄/数奇】
《「好き」と同語源。「数寄」「数奇」は当て字》風流・風雅に心を寄せること。また、茶の湯・生け花などの風流・風雅の道。「—者(しゃ)」
せつ‐げっ‐か【雪月花】
《「せつげつか」とも》 1 雪と月と花。四季の自然美の代表的なものとしての冬の雪、秋の月、春の花。四季おりおりの風雅な眺め。つきゆきはな。 2 茶の湯で、一座七、八人が雪・月・花の札をひき、雪に...
せと‐やき【瀬戸焼】
愛知県瀬戸市およびその付近で作られる焼き物の総称。鎌倉時代、加藤景正(かとうかげまさ)が、宋から施釉陶器の技法を伝えたのが創始とされる。室町末期ごろまでのものは古瀬戸とよばれ、主に唐物(からもの...
そう‐け【宗家】
一門・一族の中心となる家柄。特に、芸道などで正統を伝えてきた家。また、その家の当主。家元。そうか。「茶の湯の—」