そと‐ろじ【外露地/外路地】
茶室の露地のうち、待合から中門(ちゅうもん)に至る外側の露地。→内露地
たいこ‐ばり【太鼓張り】
1 戸や間仕切りで、骨組みの両面に紙や板を張って中を空洞としたもの。太鼓作り。 2 《「太鼓張り襖(ふすま)」の略》1のようにつくり、框(かまち)も引き手もつけない襖。茶室によく用いられる。坊主襖。
たて‐だし【点出し】
茶の湯で、茶を茶室の客の前でたてずに、水屋でたてて運び出すこと。大寄せの茶会などで行う略式の方法。
だいとく‐じ【大徳寺】
京都市北区にある臨済宗大徳寺派の大本山。山号は竜宝山。開創は正中元年(1324)、開山は宗峰妙超、開基は赤松則村。後醍醐天皇から勅額を賜り、五山の一となったが、のち、その位を辞し在野的寺格を保つ...
だい‐め【台目/大目】
1 茶室の畳で、普通の畳の約4分の3の大きさのもの。台子(だいす)と風炉先屏風(ふろさきびょうぶ)を置く分を切り捨てた寸法に由来する。台目畳。 2 昔、田1町についてその収穫の4分の1を税として...
ちから‐だけ【力竹】
茶室で、下地窓の外側に、壁の補強と装飾を兼ねて立てられる竹の柱。間柱(あいばしら)。
ちゃ‐がけ【茶掛(け)】
《「茶掛け幅」の略》茶室の床(とこ)に掛ける軸。水墨の花鳥画小品のほか、書の軸物が多く使われる。
ちゃ‐ざしき【茶座敷】
茶をたてる座敷。茶室。
ちゃ‐てい【茶亭】
茶店。また、茶室。「真葛ヶ原のある—の入口のところに来て」〈近松秋江・黒髪〉
ちゃ‐てい【茶庭】
茶室の庭。腰掛け・灯籠・蹲踞(つくばい)・飛び石などを配置する。露地(ろじ)。ちゃにわ。